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JNA認定講師について/ネイリストの基礎知識/ネイリストを目指すなら知っておきたいアレコレ

JNA認定講師とは?

ネイリストとして働くために、取得しておきたい有名な資格はJNECネイリスト技能検定と、JNAジェルネイル検定があります。どちらも日本ネイリスト協会が発行しているのですが、日本ネイリスト協会の講師会メンバーになるためには、JNA認定講師資格を取得しなくてはいけません。

ネイリスト技能検定1級を取得しているネイリストの中でもさらに一握りしか合格できない、というかなり高いレベルにある資格です。ネイリスト技能検定1級の取得でも困難で、1級に合格するとトップネイリストとなりますが、その上に位置するJNA認定講師になるには相当な技術と知識を持っていないといけません。

認定講師の試験を合格して資格を取得すると、ネイルの講師として働くことができます。もちろん、絶対に講師にならなくてはいけないというわけではありません。JNA認定講師の資格取得後も、現役のネイリストとして仕事に従事できます。ネイリストの養成ができるほどの実力と知識を兼ね備えているという証明にあたる資格であると考えましょう。

講師になりたいと考えている人はもちろん必要な資格ですが、そうではなくてネイリストとしてもっと極めたいという人もこの資格取得を目指しています。JNA認定講師の資格を取得すると、ネイリストの最高峰に立つことができる、といっても過言ではありません。

参考:『認定講師』NPO法人日本ネイリスト協会

JNA認定講師の種類

一言で「JNA認定講師」と言っても、その種類はひとつではありません。JNA講師会の組織は、講師の種類によって2カテゴリでそれぞれ4種類に分かれて成り立っています。

■講師の種類

  • 認定講師
    JNA認定講師として、JNA認定スクールなどで後進の育成に携わります。
  • 本部認定講師
    認定講師のうち、JNAのイベントなどに積極的に参加して活動を支えている講師です。
  • 常任本部認定
    講師講師会の運営に携わります。
  • 名誉本部認定講師
    特に活動への貢献が顕著な方について、理事会が選出する講師です。講師会の役員に対してアドバイスを行います。

■74名のME

  • ME…全74名のマスターエデュケーターです。認定講師の教育と指導を行います。
  • MEリーダー…74名のうちの11名です。MEの活動をリーダーとして支えます。
  • GME(グランド・マスターエデュケーター)…74名のうちの10名。講師会で長年活躍していた方です。
  • HME…MEのうちの8名。MEの指導を行うとともに、講師会の活動の支援もします。
認定講師の資格を取得するメリット・デメリット

「講師を目指しているわけではない」という理由で、認定講師の資格取得を目指さない方もいるでしょう。しかし、本当にネイリストにとって認定講師を目指すメリットはないのでしょうか。資格取得のメリットとデメリットについてまとめました。

【メリット】

■給料や転職面で有利になる

認定講師の資格は簡単に取得できるものではありません。持っていることで、信頼できるスキルとキャリアの持ち主であるという証明になります。ネイルサロンに勤務する場合、資格手当がつく、基本給がアップするなど待遇が良くなることもあるでしょう。また、転職先を探すときも、認定講師資格を持っていることが有利に働きます。

■ネイル業界に貢献できる

ネイリストとしてネイル業界に携わる場合、ほとんどが「お客様の爪にネイルを施す」という1対1の接客業に従事することとなります。認定講師になると、JNAの活動により深く、積極的にかかわることが可能です。施術を行うネイリストのひとりとしてではなく、講師としてネイリストに教える側となったり、セミナーを開いたりとネイルの発展に貢献できるやりがいも増えるでしょう。

■独立する際の強みになる

認定講師であることは、独立する際の強みにもなります。多くの人が持っている資格よりも、より難解で取得者の少ない資格を持っている人に高い信頼を感じるというのは自然なことだからです。

■自分の都合に合わせて働きやすい

サロンに勤務するネイリストは、自分の都合で好き勝手にシフトを決めることはできません。「1日のうちの数時間だけ働きたい」といった希望を叶えるのも難しい場合が多いでしょう。しかし、認定講師になって講師として授業を受け持つ場合は、授業のコマ数を調整したり、単発の仕事をメインでこなしたりするといった調整が可能になります。自分のライフスタイルに合わせた働き方が選びやすいため、仕事がしやすい環境を自分で整えることができます。

【デメリット】

JNA認定講師になると、JNA主催のイベントの手伝いや試験官などを務める必要が出てきます。ネイルの発展に携われるやりがいのある仕事ですが、「サロンでお客様にネイルをする」という働き方だけを希望している方にとっては、その時間が削られてしまう可能性があります。サロンでの仕事に集中したい方にとっては必ずしもメリットばかりとは言えません。

受験資格

JNA認定講師の受験をするためには、資格がいくつか必要です。

  • ○ネイリスト技能検定の1級を取得し、合格認定日から1年以上経過していること
  • ○ネイリストとして実務経験があること
  • ○JNAの個人正会員であること
  • ○JNAの発展のために努力ができること
  • ○JNA認可校出身であること
  • ○ネイルサロン衛生管理士の資格を取得していること
  • ○ジェルネイル技能検定試験上級の資格を取得していること
  • ○仮合格者勉強会と条件付き合格者勉強会に出席できること
  • ○受験日に満20歳以上であること
  • ○日本語によるコミュニケーションがとれること
  • ○過去3年間でJNA開催の全日本ネイリスト選手権「プロフェッショナル部門ネイルケア又はフレンチスカルプチュア」に出場していること

出典:『認定講師資格試験の受験資格』NPO法人日本ネイリスト協会

これだけの条件が設けられています。すべて満たすためにはネイリストとして働き、そしてレベルアップを目指して頑張っている人でなければできないといえるでしょう。かなり狭き門であることは、受験資格を見てもわかりますね。

受験手続に必要な書類
  1. 1. 志願票(楷書の記入、写真貼り付け必須。写真の裏面には名前を書く)
  2. 2. 在籍証明書(ネイリストとしての実務経験を記入)
  3. 3. ネイリスト技能検定試験1級の合格証書をコピーしたもの
  4. 4. ジェルネイル技能検定試験上級合格証をコピーしたもの
  5. 5. ネイルサロン衛生管理士認定証をコピーしたもの(有効期限内のもの)
  6. 6. JNA認定校を卒業したことのわかる証書をコピーしたもの
  7. 7. 過去3年間で地区大会も含むJNA主催の日本ネイリスト選手権プロフェッショナル部門(ネイルケア又はフレンチスカルプチュア)のディプロマをコピーしたもの、もしくはJNA全日本ネイリスト選手権出場証明書をコピーしたもの

以上の書類が必要となります。この中で1つでも不足していると受験資格を満たしていないと判断されてしまうため、必ずそろえるようにしましょう。

また受験するにあたって費用も必要です。受験料は15,000円、振込用紙を使って支払います。申込期間が限られているので、その期限内に申し込みをしないといけません。また、店員500名となっており、先着順で受験者が決定するため、500名を満たしてしまった場合は受験することができないので気を付けてください。期限内のできるだけ早めに申し込みを済ませましょう。

試験内容

試験は実技と筆記試験、面接があります。

○実技試験(モデル同伴)

  1. 1.オリエンテーション(10分)
  2. 2.事前審査(5分)
  3. 3.ネイルケア(30分)
  4. 4.インターバル(1分)
  5. 5.カラーリング(20分)
  6. 6.審査(39分)

ここまでが前半となります。後半の準備と休憩で、間に20分挟みます。

  1. 7.事前審査(5分)
  2. 8.ネイルイクステンション(75分)
  3. 9.審査(45分)

※「第39期 JNA認定講師資格試験」の情報をもとにしております。

ここで実技は後半も終了です。実技に関してはテーブルセッティングの規定などもあり、各工程でやるべきことが明確に定められています。それを違反しないように事前にチェックしておくようにしましょう。

次は筆記試験と面接になりますが、順に行っていくため時間が明確ではありません。お昼過ぎから夕方までの間に順番が回ってくるので、それまでは会場にいる必要があります。

参考:『第39期 JNA認定講師資格試験』NPO法人日本ネイリスト協会

合格発表について

合否は試験から2週間から3週間ほどで届きます。本人に郵送で通知となるため、郵便物には気を付けておきましょう。仮合格の場合は仮合格者勉強会の出席が義務となっており、条件付きで合格した場合は仮合格者勉強会だけではなく条件付合格者勉強会への出席が義務となります。

また合格した場合は認定講師登録料として45,000円が必要となることも忘れないでくださいね。

認定講師の難易度と合格率

■認定講師資格試験の合格率

認定講師試験の試験は、午前の実技、午後の実技、筆記と面接と、1日がかりで行われます。これらの結果を総合的に判断して合否を決定しますが、その合格率は10~30%程度とかなりの難関です。求められるネイリストとしてのスキルのレベルが高いのに加えて、JNAの組織に対する理解度の高さも問われるため、勉強範囲や習得すべき技術が多いのがその理由です。

■「仮合格」と「条件付き合格」

認定講師資格試験には、「仮合格」と「条件付き合格」という2種類の合格制度があります。仮合格の場合は「仮合格者勉強会」、条件付き合格の場合は「仮合格者勉強会」に加えて「条件付き合格者勉強会」についても参加しなければなりません。これらの勉強会に参加した後で、講師資格の「授与式」に参加できます。なお、この授与式へも参加が義務付けられているので、合格内容にかかわらず必ず参加しなければいけません。

また、合格発表の際には、合否にかかわらず「評価表」が送付されてきます。もし不合格だった場合でも、自分に足りないスキルが確認できるため必ず目を通しておきましょう。

認定講師に向いている人

JNA認定講師になるためには、数多くのハードルをクリアする必要があります。その分、JNA認定講師は就職活動や、待遇面で多くのメリットが得られる資格です。自分の技術の高さや知識の豊富さを客観的に示すことができるため、独立時にも強みになるでしょう。

ただし、取得することでネイルの施術に携われる時間が減ってしまう可能性もあります。JNA認定講師になることで得られるのは、「自分自身の利益」はもちろんですが、「ネイル業界への貢献」に関する部分も大きいです。より念頭に置いておいてください。

そもそも「講師」とは、人を育て知識を伝える立場です。JNA認定講師も、自分の利益だけを見るのではなく、講師としてネイル業界やネイリストの支援をしていきたいと考える方に向いています。ただ単純に「自分の知識や技術がどのくらいのレベルにあるのか」といった腕試しで受けるのは、後々の後悔を招くかもしれません。

広くネイルの魅力を伝えたり、ネイリストを育成したりしていきたいと考えている方は、認定講師の資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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