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INAネイルスペシャリスト技能検定A級は、NPO法人インターナショナルネイルアソシエーションが実施している検定試験です。A級は学や初心者を対象としている検定となっています。INAの実施している検定の中では、やはり一番初心者向けですね。
試験が行われるのは、1月・5月・9月が基本となります。それぞれ試験が行われる1か月半ほど前が受付期間の締め切りとなっているので、早めに試験の申し込みをしなくてはいけません。
時期によって異なりますが、東京や大阪を始めとして、福岡や名古屋、沖縄でも実施されることがあります。どこで開催されるかは確認してから申し込みをしてくださいね。
費用はA級で10,000円(税別)となっています。再受験で学科もしくは実技だけを受験する場合は、7,000円(税別)です。
ネイルの検定としては、初心者向けで気軽に受験できる、という立ち位置にあるのが、INAネイルスペシャリスト技能検定A級ですね。
ネイリストとして働きたい、と思ったときに必要な国家資格もありませんし、ネイルの資格は複数ありますが、資格の種類が問われるわけではありません。ネイリストになるためには技術さえあればOKなのですが、ネイルサロン側としては、しっかりと学んでいる人を採用したい、と思うのは当然です。技術がどれだけ高くても、爪や皮膚に関する基礎知識を持っていない人だと、施術を任せるのが不安ですよね。そういった基礎的なことから学びました、というのを表すのがこの検定です。
A級はまだ学生のうちから取得できるので、とりあえずはアルバイトからでも…と考えているときに、ネイルサロンに対してアピールすることもできるでしょう。ネイル関係で何か資格がほしい、と思ったときにもぴったりです。
また、ネイリストを目指そうかどうか迷っていて、とりあえず検定を受けてみて向いているかどうかを確かめたい…という人も、受験することが多いのがINAネイルスペシャリスト技能検定A級です。趣味でやっていたネイル、これからはプロとして活躍したいけど、基礎が身についていないから…という人でも検定の勉強をすることで身についていきます。
まさにネイリストとしての始まりを作ってくれる検定といえますね。
検定というと受験資格が気になりますが、受験をする際に、特に必要な資格はありません。基本的に義務教育修了者であれば、どんな人でも受験をすることができます。初心者向けでもあるので、まだまだネイルについては頑張り始めたばかりだけど、これからネイルを本格的に始めていきたいという人でも受験しやすいですね。
まずは挑戦してみる、という気分で受けてみてもいいでしょう。
もちろん受けるからには費用も掛かってしまうので、受験して合格するだけの技術と知識を事前に身につけておきましょう。確実に合格することを目的として、ネイリストの第一歩を踏み出してみてください。
合格ラインは実技試験で80点以上、筆記試験で出題50問中40問以上となっています。この基準を満たすことができれば合格です。ネイル関連の検定の中では、合格率が高めなので、基本ができれば合格することができる、受かりやすい検定といえるでしょう。
もしも実技もしくは学科どちらかだけ合格で、片方が不合格になってしまった場合、期間や回数の制限はなく、試験の免除を受けることができます。
まずは基本を身につけて挑み、当日は落ち着いて試験ができれば合格する可能性は高いでしょう。
A級の試験は、実技試験と学科試験で分かれています。
という順番で進んでいきます。カラーリングは両手ともにマットの赤を使用します。
ネイル(美容)の技術を行うために、基本である消毒・衛生、皮膚・爪などを含む仕組み、病気、技術のテクニックに関係する知識から出題されます。
「ネイルの衛生学」「人体のしくみ」「ネイルとその異常」「マニキュアリストの化学」「ネイル概論」「ネイルの技術」の内容として、公式のお知らせには記載されています。
検定が終われば、あとは結果を待つだけですよね。今できることをすべてやり終えた段階なので、合格していますように…と祈るばかり。
合格発表の方法は合否通知、実技試験受験者には実技試験結果通知が届きます。これは試験を実施してから1か月後程度です。認定者には認定証も届くため、合否と同時に認定証が受け取れることになります。
認定証には希望者のみに有料で発行可能なカードタイプもあります。用紙タイプでは持ち歩きが大変なので、カードタイプを持っておきたい場合は申請しておくといいですね。特にネイル用品を買いに行くときなど、検定を持っている人に割引で提供してくれるお店も多いので所持しておくと便利です。