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ネイルに関する資格を取りたいと思っているのであれば、INAネイルスペシャリスト技能検定をチェックしてみるのもおすすめです。学生や初心者の方が目指すのに向いているA級/SA級のほか、プロ向けのPA/AA/AAA級といったものがあります。この記事ではPA/AA/AAA級についてご紹介しましょう。
PA/AA/AAA級の受験料は、学科試験・実技試験の両方を受験する場合は税別15,000円、再受験で学科・実技試験のどちらか一方のみを受験する場合は税別12,000円です。
INAネイルスペシャリスト技能検定で出題される内容は、ネイリストとして仕事をする上で欠かせない知識です。INAネイルスペシャリスト技能検定の試験に合格して資格を取得していることで、プロとしての自信がつくことや、なによりネイル業界で働きやすくなることがメリットと言えます。
また、試験について言えば、この試験は実技と学科にわかれているのですが、どちらか一方のみが不合格となった場合には、その後受かった方の試験の免除を受けることができます。免除される期間や回数に制限がないのは魅力だといえるでしょう。
また、一般的に多くの資格では受験する級を事前に選び、その級に合格するための試験を受けますよね。例えば、合格基準が80点となっていた場合、それに1点でも満たなければ合格はできません。
しかし、INAネイルスペシャリスト技能検定の場合は、試験でどの点数が取れたかによって合格できる級が異なります。正解した点数に応じてPA~AAA級までの合格が認められるのです。
60点以上でPA級、70点以上でAA級、80点以上でAAA級合格となるので、AAA級合格を目指してみましょう。
言い換えれば、AAA級合格を目指していた場合、1点届かずに79点だった場合でもAA級は認定されるため、しっかり勉強さえしておけば何らかの級は取得できる可能性があります。
INAネイルスペシャリスト技能検定を受けるための資格は義務教育を修了していることです。PA/AA/AAA級はプロの方向けの級ということもあり、A級、SA級の上位にあたるのですが、先にA級/SA級を受験・取得しておく必要性はありません。
最初からPA/AA/AAA級の受験も可能です。このように、受験資格が非常に優しいこともINAネイルスペシャリスト技能検定が、多くの方から選択されている理由となります。
級によって合格率は異なるのですが、中でも最も難易度が高いAAA級に合格するのは、長年ネイリストとして働いているプロの方でも簡単なことではありません。非常に高度な技術が必要とされる級です。
実際に多くのプロの方が資格取得を目指して勉強に励んでいるので、この級が取得できればかなりの技術と知識を持っていることが証明されます。キャリアアップのために役立つ資格ともいえるので、現在は下位の級しか資格を取得できていない方も上位の資格取得を目指してみましょう。
具体的な合格率についてですが、特にAAA級に認定されている方は全体のほんの数%と言われています。PAでも合格率は20%に満たないので、適当に練習をして合格できるようなものではありません。
A級の場合は80%ほどの合格率を誇っていますが、PA/AA/AAA級は比べ物にならないくらい難しいことを理解しておかなければなりませんね。
学科試験と実技試験にわかれます。
実技試験では10分間のテーブルセッティングから開始することになり、この間に試験で使用する器具や材料のセッティングをしなければなりません。
その後、25分のネイルケアではファイリングとキューティクルケア、バッフィングを行います。時間内に爪10本のネイルケアをすることになるので、時間配分も重要になってくるでしょう。
続いてアーティフィシャルネイルが前半20分、後半15分あり、15分間のカラーリングを行って終了です。非常に難しいプロ向けの級ということもあり、仕上がりはかなり細かくチェックされます。いずれの工程でも時間内に10本の指が完了しなかった場合はその時点で失格となるので、美しさだけでなく時間も求められるのです。
また、技術は左手の小指からスタートし、右手の親指で終了するといったルールも決められています。
学科試験は1問2点の問題が50問出題され、このうち40問以上の正解(80点以上)で合格です。問題の内容はネイルに関する消毒衛生だけでなく、技術に関すること、爪や皮膚などに関する内容を含んだ人体の仕組みや病気に関することと非常に幅広いのでしっかり勉強しておきましょう。
試験はマークシート方式になっています。そのため、しっかり勉強をしておけば落ち着いて回答ができるでしょう。
試験の結果は試験実施日から1か月後くらいに郵送で発表されます。合否通知のほか、実技試験を受験した方は実技試験結果通知、認定された場合には認定証が届くので確認しましょう。有料でカードタイプの認定証を発行してもらうこともできます。