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ネイリストが独立するには?

ネイル市場から見る独立・開業事情

90年代後半からネイル市場は幅を広げ、ネイルサロン・ネイリストは増え続けています。この傾向には、「手に職をつけたい」という女性の社会進出思考が大きく影響しているようです。

市場が大規模になるに連れ、もちろんネイルサロンユーザーも増えています。しかし、ネイルサロンとネイリストの多さ故に、ユーザーのサロン・施術者選びはかなり慎重になっている傾向アリ。
ユーザーが安心して利用できる環境を整えることこそ、独立・開業したマイサロンを成功させるカギなのです。

ネイリストとして独立する3つの方法

ネイリストの独立方法は大きく分けて以下の3パターンです。あなたに合う独立方法はどれか、チェックしてみてください。

自宅型と店舗型は、それぞれ開業資金が必要です。
自宅型ネイルサロンの場合、持ち家や空き部屋を所持している方なら低コストで開業できます。ただし、実家に住んでいる方の場合、ひっきりなしにお客さんが訪れる可能性のある自宅型ネイルサロン運営は厳しいかもしれません。

店舗型ネイルサロンは開業資金がかかるものの、最も集客しやすい方法です。マイサロンを理想のお店として作り込みやすく、宣伝活動もしやすいメリットがあります。

出張型ネイルサロンは店舗を構えることなく独立できる方法です。ただし、依頼者のもとへ足を運ばなければならないため、移動時間や出張費用が発生します。出張費用はプラス料金として設定することもできますが、人気ネイリストでない限り、高額料金で顧客を獲得するのは難しいでしょう。

【独立の方法別】開業資金の目安

自宅型ネイルサロンの開業資金…約30~100万円

自宅型ネイルサロンの資金相場は、自宅を大幅に改装するかどうかで変わってきます。とくに大掛かりな改装をせず、ネイル施術キットを揃えるだけなら、開業資金を50万円以内に抑えられるでしょう。

店舗型ネイルサロンの開業資金…約200~1,000万円

店舗型ネイルサロンの資金相場は、サロンの規模や建てたい場所の立地によって大きく異なります。最も開業資金のかかる方法なので、前もって細かく見積もりしておくのがオススメです。

出張型ネイルサロン…0円

出張型ネイルサロンの場合、開業資金は要りませんが、ネイル施術キット(数十万円)を揃えておく必要があります。また、移動をスムーズにするために、車を所持しておくと良いでしょう。

独立・開業する際に取得しておくべき資格とは?

「この資格を所持していなければ、ネイルサロンを開業してはいけない」という決まりはありません。誰でも開業できることこそ、ネイルサロンの最たるメリットです。

ただし、開業しやすい分ライバルが多いのも忘れてはいけないポイント。
「ほかのサロンよりもお客さんを集めたい!」「せっかく開業したマイサロンを成功させたい!」という方には、以下の資格取得をオススメします。

開業前に取得しておきたいネイル関連ライセンス

独立・開業を強力サポートしてくれるスクール3選!

ネイルサロン開業をサポートしてくれるスクールを3校ご紹介!もちろん、独学でも開業は可能ですが、マイサロンを成功させられるかどうかは怪しいところ。スクールで開業のノウハウをしっかり身につけて、マイサロンの成功率をぐんとアップさせちゃいましょう。

ジェルネイルの専門サロンをオープンしたい方は…

アフロートネイルスクール/ホームサロン(ジェルネイル専門サロン)開業コース

ネイルケアとカラーリング、ジェルネイルの技術を学べる講座です。ネイル技術はもちろんのこと、ホームサロン開業に向けて集客やサロン運営のポイントまで教えてくれます。講座は3時間×22回と少ないので、短期間でサラッと学べるでしょう。スカルプネイルの知識を学びたい方は、ジェルネイル専門サロン開業コースを受講後に進級することも可能です。

自宅サロン開業を目指すネイル初心者には…

キャリエール/トータルネイルコース

キャリエールのトータルネイルコースは、頑張り次第で初心者でも自宅サロン開業を目指せる講座です。ネイルケア・カラーリング・マッサージ・ジェル・3Dアートなど、ネイル業界で即戦力となれる技術を身につけられます。講座は3時間半×70回。講座は長期間に渡りますが、高度な技術を満遍なく学べる点が魅力です。また、ネイルサロンオーナーによる開業セミナーにも参加できますよ。

マイサロンを確実に成功させたい!という夢を叶えるなら…

ヒューマンアカデミー/JNA認定ネイリストプロパーフェクト講座

サロン開業のノウハウを身につけ、徹底した開業サポートを受けたいなら、ヒューマンアカデミーのJNA認定ネイリストプロパーフェクト講座がオススメ!施術キットの提供、自宅サロンのコンセプト策定、ホームページ・名刺・チラシなどの作成サポート、顧客管理・分析システムの導入など、総合サポートしてもらえるので安心です。また、サロンオーナーの技術証明となる資格取得の環境も整っています。講座は3時間×80回のフリーレッスン制。独学では学べない開業のポイントをじっくり学べるコースですよ。

独立・開業した先輩の成功体験談

独立・開業に関する成功体験談をご紹介します。サロン経営の先輩方から成功の秘訣を学んじゃいましょう!

SNSを使ったアピールと人脈の広さが開業のカギ(20代・Mさん・店舗型ネイルサロン経営)

私の開業資金は150~250万円くらいだったと思います。「開業するときは初期費用を抑えたい」と思っていたので、予定通りです。
この金額で開業できるように、たくさんの努力と経験を積んできました。

ヘアサロンで働いていた私がネイルを学び始めたきっかけは、サロンのオーナーに「もう1つ強みを持った方がいい」と言われたから。その言葉を受けて独学で勉強しているうちに、いつしか「ネイル1本で生活したい」という思いが芽生えたんです。

その後、ヘアサロンを辞めてネイルサロンでアルバイトをはじめました。アルバイトで技術を磨きながら、自分が手掛けたネイルの写真をInstagramにアップすることを欠かず続けていたんです。すると、ネイル写真が「FUDGE ネイルブック」の編集者の目に止まって、声をかけられました。これが大きな転機となり、仕事が増え、友達からは「そろそろ開業するときじゃない?」と言われるように。

周りの後押しと協力もあり、無事にマイサロンを開業できました。しかも、準備期間はたったの6日!人脈を掴んできた今だからこそ、たくさんの協力を得られたのだと思います。ネイルパーツや機材も持っていたので、多額の費用をかけることなく済みました。

サロンで学んだことを活かして低コストで開業(年齢非公開・Nさん・自宅型ネイルサロン経営)

開業資金は総額15万円ほどです。自宅サロンとはいえ、たったこれだけで済んだのは、独立するまでの経緯が大きく関係しています。

もともとネイルサロンスクールに通っていた私は、卒業後にスクール系列のネイルサロンで働いていました。そこはいい職場だったけれど、1つだけ困ったことが…。それは、恋人と休みが合わなかったことです。サラリーマンで土日しか休めない彼と平日しか休めない私…それだけが働くうえでネックでした。そのネイルサロンは、彼との結婚を機に退職。子どもを産んだ後は、専業主婦しながら友人からのネイル依頼を引き受けていたんです。

子どもを保育園に預けられるようになったころ、「やっぱりネイルがしたい」と強く思うようになって開業を決意。子どもが大きくなったら与えるつもりだった自宅部屋を改装したので、開業費用はかなり抑えられました。ネイルに使用するアイテムも、サロン勤務時代から自然と揃っていたので慌てて用意する必要はナシ。開業にあたって購入したのはサロン用のテーブルと椅子くらいですね。

開業当初は、友人たちに「半額にするよ♪」と声をかけて施術を受けてもらい、口コミを広めました。営業時間は10時から18時までと決めていますが、主婦の利用が多いので、意外とお客さんに困らないですね。家族で過ごす時間は絶対に確保したかったので、土日はお休みにしています。無理のないスケジュールで大好きなネイルの仕事ができている今、「独立して良かった!」と思いますね。

遅めのネイリストデビューでもマイサロンをゲット(40代・Kさん・店舗型ネイルサロン経営)

私が開業したのは40歳と遅め。200万円の資金でお店をスタートしました。というのも、私はネイルを学び始めた時期自体かなり遅かったんです。学ぼうと思ったきっかけは、手にコンプレックスを抱いていた私が付け爪をしてみたとき。男性から「綺麗な手だ」と褒められたからです。それがすごく嬉しくて、「ネイルについて勉強しよう!」と思い立ちました。

最初は1日4人くらい練習に付き合ってもらって、いつの間にか練習に付き合ってくれた友人が人を呼んで、どんどん口コミが広がって…。そのうちにネイル講師を頼まれるまでになっていました。ネイルの依頼を1人では対応しきれなくなったので、「人を雇おう!」と開業を決意。

仕事の忙しさ故にお金はあまり使っていなかったので、借り入れなしで自分のお店をスタートできました。開業時の収入は月50~60万円。もし借金があったなら、決して多くない月の売り上げに落ち込むこともあったかもしれません。でも、そうじゃなかったので、客足が思わしくない日も気軽に捉え、楽しみながらネイルできました!

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